
デジタルカメラにはさまざまな機能がついていますが、この言葉はなに?この機能は一体どういうもの?使い方が分らない!意味もわからない!と混乱してしまうことも沢山あります。まずは「絞り優先」という機能がどういうものなのか、どんな使い方ができるかをマスターして、撮影のテクニックをつけていきましょう。
デジタルカメラの機能「絞り」とは?

デジカメは撮影する被写体に自動でピントを合わせてくれたり、明るさを調整してくれる機能がついているので、ついオートモードでばかり撮影をしてしまいがちです。しかしオートモードからもう一歩進んで、デジカメをマニュアルモードでも使ってみたい、一眼レフでカッコイイ写真を撮ってみたいという方も増えています。
デジカメには自分で調整できる機能も沢山あり、まずはその中でもAv・AVと表示されている「絞り」について知識を深めていきましょう。
■F値とは?
絞り優先について知るためには、まずはレンズのF値というものを知っておかなくてはいけません。
F値とは、カメラの光を取りこむための穴=「絞り」と言う部分の開き具合を数値化した物で、絞り値ともいいます。レンズによって光を取りこむ量を調整することができ、どれくらいの光を取り込めるか、どれくらいの絞りの状態なのかを知るための値としてF値が使われています。
F値は小さい数になる程明るくなり、F値を小さくしていくことを「絞りを開ける」と表現します。F値を大きくしていくことを「絞る」といい、取りこめる光の量が少なくなります。
■絞り優先モードとは?
絞り優先モードとは、絞りを変更する事で、絞りの大きさに合ったシャッタースピードを自動的に判断して撮影してくれるモードのことです。
絞りが開いている時=F値が小さい時にはシャッタースピードが速く、逆に絞っている時=F値が大きい時にはシャッタースピードが遅くなります。F値が小さいほど取りこめる光の量が増えるため、光によるぼかし効果や、暗所での撮影でも写真を綺麗に撮影できるようになります。
また光がたくさん取りこめることによって、シャッターが開いて切られるまでのスピード(シャッタースピード)が速くなるため、手ぶれの影響を受けにくくなります。
一方F値が大きくなると、取りこめる光の量が少なくなることで被写体をくっきりと写すのには向いていますが、シャッタースピードが遅くなってしまうので、手ぶれの影響を受けやすくなります。

■シャッタースピードとは?
カメラはシャッターが開いて閉じる間に風景や被写体を写しており、シャッタースピードとはシャッターが開いている時間の事です。
シャッタースピードが速いほど、被写体が動いていても一瞬を切り取って撮影することができますが、シャッタースピードを遅いと、動きの間を写すことになるので、流れや動きを撮影することができます。
気になるカテゴリから人気記事をチェック! [カメラ] [ガジェット] [キッチン] [スマホ] [パソコン] [映像・オーディオ] [生活家電] [美容・健康] [美容家電]