
ビデオカメラ撮影における60fpsと30fpsとで異なる点

出典:trygle.com
■映像のなめらかさが違う!
まずはさっき言ったとおり、当然のことながら60fpsと30fpsでは動画の品質(動きのなめらかさ)が違ってきます。30fpsでも違和感は覚えないかもしれませんが、60fpsになると動きが綺麗だなと実感できるくらい違ってきます。
そしてビデオカメラで撮影するという点を踏まえると違いはこれだけではありません。映像の品質以外にも注意しなければならない点があるんです。
■消費電力・バッテリーの持ちが違う!
60fpsの動画は30fpsの動画と比べて1秒間に2倍の絵を表示するわけですから、当然その動画を撮影する時にも2倍の量の絵を撮っていることになります。単純に考えて同じ時間で倍の処理を行っているのですから、消費する電力だって多くなります。
実際2倍までは行かないまでも、確実にビデオカメラのバッテリーの減りは30fpsの動画撮影より60fpsの動画撮影の方が早いでしょう。
長時間になればなるだけその差は大きくなっていきますから、動画撮影が主たるビデオカメラではけっこう重要なポイントです。
■ファイルサイズが違う!
30fpsより60fpsの方が倍の絵を表示するのですから、その分動画ファイルの容量も変わってきます。フレームレート以外の条件でも変わってきますが、場合によっては同じような内容の動画でも60fpsだと倍近くのファイルサイズになってしまうこともあります。
最近はSDカードなどの記憶メディアも大容量化してきましたが、同時に高解像度・高フレームレートの動画撮影も可能になってきましたので、保存容量に関しては決して安心できないでしょう。
60fps動画を撮影するならば、しっかりと大容量のストレージを確保した上で、撮影中も空き容量を気にする必要があります。逆に30fpsの場合はそれほど容量を気にせず動画撮影に集中できますね。
つまり長時間動画の撮影には30fpsの方が適していると言えるでしょう。質より量ということですね。
■解像度が違う!
60fpsと30fpsでは60fpsの方がなめらかな動画ではありますが、だからと言って必ずしも60fpsの方が綺麗な動画になるとは限りません。
と言うのもフレームレートが高ければ高いだけ、たくさんの映像を処理しなければならないので、数をこなす為に1枚1枚の絵の品質を下げなければならない場合があるのです。
例えば4Kに対応しているビデオカメラがあったとしても、60fps動画はフルHD(2K)までしか対応しておらず、4K撮影は30fpsまでしか対応していないという機種も多いです。
他にも小型ビデオカメラだとハーフHDは60fpsに対応しているけど、フルHDは30fpsまでしか対応してなかったりする場合もあります。
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