気管支炎の原因はクーラー!?隠れカビ「トリコスポロン」への対処法

気温が暑くなりエアコンを使い始めた頃から、ひどく咳が出るようになったりしていませんか?自己判断で風邪薬を飲んでも治らず、呼吸するときには、喉からヒューヒューと息苦しい音がする。このようなケースの場合、カビが原因で起こる「夏型過敏性肺炎」かも知れません。

夏型過敏性肺炎とは

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咳の激しい代表的な病気には、「マイコプラズマ肺炎」や「百日咳」や「結核」などがあります。最近では、5月から10月の暑い季節に出る激しい咳の症状には、「夏型過敏性肺炎」という病気が多くみられます。

隠れカビ”トリコスポロン”とは

この病気の要因は、”トリコスポロン”という種類のカビが元で起こっています。多くの一般家庭で普段掃除する範囲は、お風呂場の目立つ黒ずんだカビに関して進んで除去しているようです。

一方、病原体となるカビ菌は、天井や押し入れ、家具のすき間などで繁殖する「隠れカビ」の存在が深刻で、その代表的なカビが”トリコスポロン”となっています。カビの胞子などを無意識のうちに吸い込むことでアレルギー性の肺炎の原因となってしまいます。

”トリコスポロン”のようなカビ菌を吸い込むことで、ウイルスや細菌による感染性肺炎の原因となる高熱までは出ません。それほど熱も出ないので、深刻な自体だと認識しないで、市販の風邪薬を服用して治ると自己診断で済ませてしてしまいがちです。

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そうなると、突然症状が悪化し呼吸困難に陥ることもあり、大変な状態にまで悪化している可能性が高くなってきます。また、咳の症状が軽い人ほど気をつけたほうがよいとの事です。

それほど咳がひどくないからと放置しておくと、次第に慢性状態になっていきます。そのまま、治療を受けないでいると、炎症によって肺の粘膜が厚くなってしまいます。

さらに悪化すると、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のように呼吸機能全体が低下してしまう危険性もあるので、注意が必要です。

肺を蝕む 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性気管支炎や肺気腫などで、慢性的に気道が閉塞し肺への空気の流れが悪くなる病気です。日本では、COPDの患者数は22万4,000人(2008年度)受療率は32%となっています。

同じ慢性疾患のなかでは高血圧症や糖尿病と比べ、患者数が少ないように思われますが、死亡者数は15,520人(2008年度)と、決して少なくはない数の方が亡くなっています。

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COPDのもっとも代表的な症状は息切れや、咳や痰が頻繁に出ます。ヒューヒュー、ゼイゼイといった喘鳴がでることがあります。最大の原因はタバコと言われていますが、それだけではありません。カビ菌が病原となり、慢性閉塞性肺疾患を引き起こすことも充分あります。発症と経過は非常にゆっくりしていて、長い月日をかけて気管支と肺を蝕んでいきます。

また、COPD患者は風邪やインフルエンザにかかると、ほかの人よりも重症化しやすくなるリスクがあります。いったんCOPDにかかってしまうと完治しませんが、進行していくと日常生活に大きな支障をきたし、生命の危険もあります。早期発見し早期治療を行うことで、症状の進行を遅らせる事ができます。

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